「蓮のとことは家同士の付き合いがあって、子供のころからちょくちょく顔を合わせてた。俺ら性格が似てんのかな、割と気が合って、中学の頃からよく遊ぶようになったんだ」
からからとアイスコーヒーをかき混ぜながら、岡崎さんは話し始めた。
「俺も結構遊んでいる自覚はあるけれど、蓮は俺以上に相手に対して執着のない奴だったよ」
「上坂が?」
「うん。ホント、長続きしない奴なんだ。連れてきた彼女が他の男と遊び始めると、そのまま置いて帰っちゃうなんてしょっちゅう」
「怒った、とかではなくて、ですか?」
「そんな風には感じなかったなあ。ホント、興味がない感じ。それで次から次へと彼女を変えていた。ああ、蓮のそんな話をしたかったんじゃなくて」
急にばつが悪そうな顔になって、岡崎さんが視線をそらした。
からからとアイスコーヒーをかき混ぜながら、岡崎さんは話し始めた。
「俺も結構遊んでいる自覚はあるけれど、蓮は俺以上に相手に対して執着のない奴だったよ」
「上坂が?」
「うん。ホント、長続きしない奴なんだ。連れてきた彼女が他の男と遊び始めると、そのまま置いて帰っちゃうなんてしょっちゅう」
「怒った、とかではなくて、ですか?」
「そんな風には感じなかったなあ。ホント、興味がない感じ。それで次から次へと彼女を変えていた。ああ、蓮のそんな話をしたかったんじゃなくて」
急にばつが悪そうな顔になって、岡崎さんが視線をそらした。



