土曜日の朝。
なんとなく落ち着かない気持ちのまま家の前で待っていると、約束の時間ぴったりに、上坂は角を曲がって現れた。
「美希、おはよ! 待っててくれたの? わー、ミニスカートだ、かわいい!」
私の姿を見つけると、上坂は、ぱ、と顔を輝かせた。
「おはよ。制服だって、ミニスカートじゃない。そんな珍しいもんじゃないわよ」
何着て行こうか迷ってクローゼットをひっくり返しているところを莉奈さんに見つかった。そして、私は着ないから、と言って持ってきてくれたのがこのブルーのミニスカート。一目ぼれして買ったんだけど、拓兄にミニスカートを禁止にされたそうで……莉奈さんの足を他の男に見せたくないって、どんだけ独占欲が強いの、兄貴。
なんとなく落ち着かない気持ちのまま家の前で待っていると、約束の時間ぴったりに、上坂は角を曲がって現れた。
「美希、おはよ! 待っててくれたの? わー、ミニスカートだ、かわいい!」
私の姿を見つけると、上坂は、ぱ、と顔を輝かせた。
「おはよ。制服だって、ミニスカートじゃない。そんな珍しいもんじゃないわよ」
何着て行こうか迷ってクローゼットをひっくり返しているところを莉奈さんに見つかった。そして、私は着ないから、と言って持ってきてくれたのがこのブルーのミニスカート。一目ぼれして買ったんだけど、拓兄にミニスカートを禁止にされたそうで……莉奈さんの足を他の男に見せたくないって、どんだけ独占欲が強いの、兄貴。