音が聞こえてきた。
すぐそこに部室はある。
「おはようございます、愛宮先輩!」
後輩たちが挨拶をしてくる。
自覚してなかったけど、私たち最上級生なんだ。
いつも先輩の後ろをひょこひょこ着いて行っていた私には想像できない。
「愛宮先輩、今日は大会曲のパート発表の日ですよね?しっかり考えてきていただけましたか?」
「も、も、も...もちろん!放課後に発表するね」
「分かりました。楽しみにしています」
はぁ...。
心臓に悪いわ。
後輩から脅迫されるって、どんだけ頼りないのよ、私。
先輩もいなくなっちゃったんだから、しっかりしなきゃ。
「大変だねぇ。ホルンの3年、ちーちゃんしかいないし。それにあの子、生意気だしね。ま、全国行ってたような中学から来たんだからしょうがないけど...」
めぐちゃんはそう言うと楽器ケースを持って準備室に向かって行った。
私もクラリネットが良かったなぁ...。
実は私も最初はクラリネット志望だった。
軽そうだし、メロディラインを吹くからカッコいいし、めぐちゃんと一緒に出来るから最高だと思って吹奏楽部に入った。
しかし、蓋を開けてみれば、吹奏楽部は戦場そのものだった。
まず始めにオーディションが行われたのだ。
クラリネット志望の子は7人で、定員が3人。
私は音も出せずに、あっけなく落ちた。
めぐちゃんはすんなりと音が出た上に指回しも早いし、滑らかだから満点合格だった。
落ちた私は人気のある木管を諦めて金管楽器を受けた。
マウスピースが大きすぎてトロンボーンとユーフォニアム、チューバはばつ。
残りはトランペットとホルンになり、私はホルンを選んだ。
人気が無かったから仕方なく...って最初は思っていたんだけど、なんだか最近は違う。
ホルンは私みたいだから、必然的にこの楽器を選んだんだって思うんだ。
裏打ちが多くてトランペットみたいに花形じゃないけど、縁の下の力持ちでみんなを支えている。
私も社会に出たらそうなりたい。
今よりもっと強くなりたい。
すぐそこに部室はある。
「おはようございます、愛宮先輩!」
後輩たちが挨拶をしてくる。
自覚してなかったけど、私たち最上級生なんだ。
いつも先輩の後ろをひょこひょこ着いて行っていた私には想像できない。
「愛宮先輩、今日は大会曲のパート発表の日ですよね?しっかり考えてきていただけましたか?」
「も、も、も...もちろん!放課後に発表するね」
「分かりました。楽しみにしています」
はぁ...。
心臓に悪いわ。
後輩から脅迫されるって、どんだけ頼りないのよ、私。
先輩もいなくなっちゃったんだから、しっかりしなきゃ。
「大変だねぇ。ホルンの3年、ちーちゃんしかいないし。それにあの子、生意気だしね。ま、全国行ってたような中学から来たんだからしょうがないけど...」
めぐちゃんはそう言うと楽器ケースを持って準備室に向かって行った。
私もクラリネットが良かったなぁ...。
実は私も最初はクラリネット志望だった。
軽そうだし、メロディラインを吹くからカッコいいし、めぐちゃんと一緒に出来るから最高だと思って吹奏楽部に入った。
しかし、蓋を開けてみれば、吹奏楽部は戦場そのものだった。
まず始めにオーディションが行われたのだ。
クラリネット志望の子は7人で、定員が3人。
私は音も出せずに、あっけなく落ちた。
めぐちゃんはすんなりと音が出た上に指回しも早いし、滑らかだから満点合格だった。
落ちた私は人気のある木管を諦めて金管楽器を受けた。
マウスピースが大きすぎてトロンボーンとユーフォニアム、チューバはばつ。
残りはトランペットとホルンになり、私はホルンを選んだ。
人気が無かったから仕方なく...って最初は思っていたんだけど、なんだか最近は違う。
ホルンは私みたいだから、必然的にこの楽器を選んだんだって思うんだ。
裏打ちが多くてトランペットみたいに花形じゃないけど、縁の下の力持ちでみんなを支えている。
私も社会に出たらそうなりたい。
今よりもっと強くなりたい。



