｢だとしても、や。｣
｢も...。じゃ、苦しくなっても知らないよ？｣
｢...いいもん。｣
結構ご機嫌ななめな、ももかちゃん。
私は、とりあえずそっとしておくことにした。
そして、次々と担当している入院患者さんの診察をしていった。

医局に戻ると、誰もおらず、自分の席で資料の整理をしていた。
すると、1人の看護師が
｢急患のフォローお願いします！｣
えぇ...マジか。ｗｗｗ
とか思いながら、処置室に急ぐ。
2、3人横たわっていて、おそらく新人であろう、救命医が、焦っていた。
｢ど、どうすればいでしょうか？！｣
｢落ち着いて？まず、患者さんの状態を確認して、Aラインとって？｣
まずそっからかよ...とか思いつつ、異変に気づく。
｢あれ？ほかの先生は？｣
｢いなくて...あの、手術に入ってます。｣
｢あ、そーなのね。だからフォローに...。とりあえず早く終わりしましょう！｣