キミと歩けば

「大学のバス停から、カフェまで手握って走って連れていかれた」
「カフェって?」
「クリーニング屋さんの向かいのカフェ」
「あぁ、あそこか…ちょっと距離あるじゃん。走ったの?」
「うん。でもね体は大丈夫」
慌ててそう付け足した。

すると、ため息を一つ吐いた。

「同じ学科だし、少人数制だから全然関わらないって言うのは無理だと思うけど、もうそいつと出来る限り関わらないで。結衣の心も体も傷つける奴は許さない。分かってると思うけど、二人きりには絶対ならないで。そんな奴は何をするか分からないから。分かった?」

「うん。ゆうちゃん、ごめんね心配かけて」
「ホントだよ。」

「でも話せて良かった。告白されてからなんだか、自分勝手な三枝くんなイライラして、でもゆうちゃんに言うべきかどうかも分からなくてモヤモヤして。思考と感情が付いていかない感じがしてたから」