コンビニを出て実家へ向かった。
久しぶりの実家。
結衣を両親に紹介する為に帰省した。

「はい、着いたよ」
「こ、ここ?」
「うん。実家」

そしてまた深呼吸を一つ。

「大丈夫だよ。結衣を連れてくるって言ってあるから」

もうここまで来れば後戻りは出来ない。

玄関のドアを開けるとゆうちゃんは
「ただいまー」と声をかけた。