キミと歩けば

朝食を食べながら、結衣に話しかけた。

「昨夜の返事、まだ聞いてないんだけど」
「昨夜…?あー…あの事ね」
「うん」
「……ゆうちゃんこそいいの?逆に聞きたいよ」

「質問に答えて」
「これから先だって私、絶対ワガママ言ってゆうちゃん困らせるよ」
「結衣のワガママなら喜んで聞く」

「大事な時に体調崩すかも」
「大丈夫。僕、医者だし」

「背、小さいし」
「小柄で可愛いじゃん」

「胸、小さいし」
「触りやすくていいじゃん」

「美人じゃないし」
「僕にとっては最高の美人」

「絶対、迷惑かける」
「迷惑かどうかは、僕が判断する」

「………断る理由が見つかんない」
「断らなきゃいいじゃん」

「………そうだけど…」

ボソボソと小言を並べ返事に困っているようだったのでもう一度、言ってみた。

「結衣、僕と結婚して下さい」
「ゆうちゃんのバカー」

泣きながら、人の事をバカと言う。
それなのに抱きついて来る結衣がおかしくて笑ってしまった。

「ホント結衣は泣き虫だね」
そう言って抱きしめた。