キミと歩けば

「聞いたよ。ムカつくほどつまらない未来予想。

僕の未来は僕が決める。結衣に決めて欲しくない。僕はキスもセックスも結衣とじゃなきゃしたくない。結衣以外の人と結婚して、夫婦だからって適当にセックスして子供が生まれる?笑わせないでよ。そんで、じいさんになる?そんな空想話おかしくて聞いてらんない」

「だって!私、絶対ゆうちゃんより先に死ぬ」
「死ななきゃいいだろ!」
「……?」

「僕をおいて先に死ぬなんて許さない。僕より1秒でいいから、結衣は長く生きなきゃダメなんだよ」

我慢していた涙が結衣の頬を伝った。

「…何それ。ゆうちゃんズルいよ。…ズルい」
「あいにく僕は往生際が悪くて、諦めも悪い。僕は結衣に看取られて死ぬ。たった今、そう決めた」