キミと歩けば

「おまたせ。何か飲む?」
そう言って隣に座った。
「さっきお水飲んだから大丈夫だよ」
「そう。じゃあ僕も水でいっか」

僕の左肩に結衣の耳が触れた。
「ねぇ、ゆうちゃん」
ゆっくりと語りかけるように話し始めた。
「ん?」
「プレゼント決めた。欲しいものがあるの」
「うん。何?」

「後少し…後少しでいいから、私ゆうちゃんが欲しい」
「何?どう言う意味?」
「私だけのゆうちゃんで居てくれる時間が欲しいの」
「仕事減らして、もっとデートする?」
「それはダメ。ゆうちゃんの事、必要としている人がいっぱいいるから。だから私は後少しでいいの」
「……後少しって、どう言う意味?」
「4月まででいいから」
「………」