キミと歩けば

結衣が寝室に入ってから30分が経った。
そっと覗いてみると、薬が効いているのかスヤスヤと眠っていて安心した。
それから1時間ほど経った頃、結衣は起きてきた。

「寝たらマシになった。ありがとう」
「良かった。なんか飲む?」
「じゃあ飲む。お白湯以外でお願いします」
「はいはい、分かりましたよ」

「はいどうぞ。ジンジャーティーです。生姜は体を温める成分が入ってるからね」
「いい匂いだねー。美味しそう」
「熱いから気をつけなよ」
「うん」
息を吹きかけながら飲んでいる姿はどこか愛らしく見える。