キミと歩けば

散々泣いて、少し気持ちが自分でもすっきりしたように感じ、ゆうちゃんの胸に埋めていた顔を上げた。

「ごめんなさい…八つ当たりして」
「結衣はさ、優しいから。きっとこう言えば相手は傷つくかな。とかワガママ言えば困るかなって相手のことを考えすぎだよ。それはそれで良いことだけど、そんなんじゃ結衣の心が可哀想だよ。僕にぐらいワガママいって、八つ当たりして、殴ったっていいんだよ。だから僕の知らない所で、泣くのは辞めな。泣きたくなったらいくらでも付き合うから」

「ゆうちゃんもさ、優しいよね。優しすぎだよ。ホント」涙を拭きながら見上げると、
「泣いてもいいけど、やっぱり結衣には笑顔が似合う。僕の好きな結衣の顔だ」
そっとキスをくれた。