キミと歩けば

学園祭も無事に終わり町はすっかり寒くなった。ゆうちゃんから久しぶりにお休みができた。と連絡があった。
どこか行く?って聞かれたけど、きっとゆうちゃんは疲れている。それに私も今日はのんびりしたい気分だからお家でゆっくりしようと言うことになった。

2人でいても、それぞれが好きな事をする。
そんなゆうちゃんとの距離感が好き。
一緒にいるからって必ずしも一緒の事をしなくちゃいけない訳じゃない。
そう言うまったりした感じ。

ゆうちゃんはダイニングテーブルで小説を読んでいる。
私は申し込んだ会社の履歴書作り。
しかし、はっきり言って就活は行き詰まっていた。何社受けてもダメ。
サヤカも加奈子も内定しているのに。1人取り残されている。ため息混じりに、履歴書に向かっていた。もうダメならニートでいっか…なんて本気で考える。

けれど、無意識のうちについたため息でも、ゆうちゃんの耳には届いていた。