キミと歩けば

準備をしていると、再びノックの音がした。
今度こそ!そう思って身を乗り出すと

「結衣ー?」
「リカー!!久しぶりー。笹くんも」
「会いたかったー」

走り寄って来たリカとハグをする。
けれどリカが急いで離れて

「あっ、ごめん。検査中だった?出てようか?」
ゆうちゃんの姿を見かけ気を遣ってくれた。
するとゆうちゃんは

「あっ、いいですよ。すぐに終わりますから。採血済んだら僕は行きますから」
「うん、座って待ってて」
「じゃ、じゃあ…」

少し気まずそうに2人は椅子に座った。

「準備できました。親指を中に入れてグーしてて」
「あんまり痛くしないでね、先生」
「針が刺さるからね、多少は我慢してもらわないと。今日は2本分採るね」