キミと歩けば

「お疲れ様。よく頑張りました。」
今度はきちんと目を見て褒めてくれた。
看護師さんがカーテンを開けると心配そうな顔の両親がいた。ゆうちゃんは2人に状況を説明した。

「これだけの量の胸水が取れたので、徐々にですが、呼吸も楽になると思いますよ。後は薬で様子見ていきますね」

「また後で一応、止血の確認には来るけど、もし痛むようなら言ってね」
そう言うと、残りの先生を連れ立って出て行った。
残った看護師さんたちに手伝ってもらいベッドに横になった。すぐに変化する訳じゃないからまだ変わらず息は辛いけど、横になった。

看護師さんたちがいなくなると、ママがよく頑張ったねって頭を撫でてくれる。
緊張していたのがプツリと切れたら涙が溢れてきた。

「…っ、怖かった…」
「…うん。そうだね」

ママが涙を拭きながら、頭を撫でてくれるからママに甘えて泣きながら、それでも泣き止もうとしていると、いつの間にか眠ってしまった。