その申し出に三木先生は困ったなぁ…と言うふうに頭を掻きながら
「じゃあ、早く下がるように注射でもしとくかい?」
そんな提案は期待してなかった。
けれど、こちらの事は御構い無しに勝手に準備を進めるのが三木先生だ。
「はい、用意できたよ」
「そんなの待ってなかった」
「早く熱下げたいんだろ?」
観念して渋々腕を出した。お父さんよりも、もっともっと年上の三木先生。小さい時からお世話になってる。気分はもうおじいちゃんだ。
優しいおじいちゃんと言うより、厳しいおじいちゃん。注射の仕方だってそう。ゆうちゃんは優しく手を取り進めてくれるに、三木先生は先生のタイミングで進める。
「先生の注射は優しくない」
そう文句を言えば
「誰がしたって同じじゃ」なんて笑って答える。
それなのに結局、翌日は起き上がれず1日ダウンしてしまった。
それでも長引かず金曜には講義を受けれたのは注射のおかげ。そう言うことにしておこう。
「じゃあ、早く下がるように注射でもしとくかい?」
そんな提案は期待してなかった。
けれど、こちらの事は御構い無しに勝手に準備を進めるのが三木先生だ。
「はい、用意できたよ」
「そんなの待ってなかった」
「早く熱下げたいんだろ?」
観念して渋々腕を出した。お父さんよりも、もっともっと年上の三木先生。小さい時からお世話になってる。気分はもうおじいちゃんだ。
優しいおじいちゃんと言うより、厳しいおじいちゃん。注射の仕方だってそう。ゆうちゃんは優しく手を取り進めてくれるに、三木先生は先生のタイミングで進める。
「先生の注射は優しくない」
そう文句を言えば
「誰がしたって同じじゃ」なんて笑って答える。
それなのに結局、翌日は起き上がれず1日ダウンしてしまった。
それでも長引かず金曜には講義を受けれたのは注射のおかげ。そう言うことにしておこう。

