看護師さんがお昼ごはんを用意してくれた頃、薬も追加され少しずつ楽になってきた。
けれど食欲がなく結局食べられずに返却してしまった。
ベッドに横になり目を閉じると眠たかった訳ではないけれどウトウトしてくる。
「結衣?」
声がかかり目を開けると心配そうな顔のゆうちゃんが立っていた。
「あれ?寝ちゃってた…」
「起こしちゃったかな?」
「ううん大丈夫」
ベッドの横の椅子に座ると机に荷物を置いた。
「どう?調子は。少し楽になった?」
「うん。さっきよりはいいみたい」
「そっか。じゃあ良かった。それよりもお昼食べなかったんだって?」
「知ってるんだ…」
「ここを何処だと思ってんの?」
「…病院」
「患者さんの体調管理が仕事なの。食事を摂った摂らないなんて情報は筒抜けだよ」
「だよね…。ゆうちゃんごはんは?」
「今から」そう言って持ってきた袋をガサゴソすると中からはオニギリが2つ。お茶と、ゼリー。
けれど食欲がなく結局食べられずに返却してしまった。
ベッドに横になり目を閉じると眠たかった訳ではないけれどウトウトしてくる。
「結衣?」
声がかかり目を開けると心配そうな顔のゆうちゃんが立っていた。
「あれ?寝ちゃってた…」
「起こしちゃったかな?」
「ううん大丈夫」
ベッドの横の椅子に座ると机に荷物を置いた。
「どう?調子は。少し楽になった?」
「うん。さっきよりはいいみたい」
「そっか。じゃあ良かった。それよりもお昼食べなかったんだって?」
「知ってるんだ…」
「ここを何処だと思ってんの?」
「…病院」
「患者さんの体調管理が仕事なの。食事を摂った摂らないなんて情報は筒抜けだよ」
「だよね…。ゆうちゃんごはんは?」
「今から」そう言って持ってきた袋をガサゴソすると中からはオニギリが2つ。お茶と、ゼリー。

