三木先生にそう言われ大学病院に来ると先に通されたのは点滴室と書かれた小さな部屋。
長年通っているが、初めて入る部屋だった。
「先に採血しますね。ちょっと多いんだけど、3本分お願いしますね」そう言って看護師さんは容器を見せてくれた。
手際よく採血が終わり、再び呼ばれたのは、診察室の隣の簡易エコー室と書かれた部屋。
ノックして入ると待っていたのは川本先生だった。
「こんにちは、川本先生」
「こんにちは。どうぞ座って。それから先に熱測ってもらえる?」
差し出された体温計を挟むと
「原田先生、オペが終わったばかりで来れそうにないから今日は僕が担当しますね」
ゆうちゃんじゃないんだ…残念。
会いたかったけど、仕事じゃしょうがない…
電子音が鳴り、体温計を抜いた。
表示されていたのは38.2度の体温。
長年通っているが、初めて入る部屋だった。
「先に採血しますね。ちょっと多いんだけど、3本分お願いしますね」そう言って看護師さんは容器を見せてくれた。
手際よく採血が終わり、再び呼ばれたのは、診察室の隣の簡易エコー室と書かれた部屋。
ノックして入ると待っていたのは川本先生だった。
「こんにちは、川本先生」
「こんにちは。どうぞ座って。それから先に熱測ってもらえる?」
差し出された体温計を挟むと
「原田先生、オペが終わったばかりで来れそうにないから今日は僕が担当しますね」
ゆうちゃんじゃないんだ…残念。
会いたかったけど、仕事じゃしょうがない…
電子音が鳴り、体温計を抜いた。
表示されていたのは38.2度の体温。

