本音を言えば、このまま寝ていたい。
もうすぐ付き合いも20年を迎える自分の体だからなんとなく分かる。今、病院へ行けばきっと良くない事を言われるって。

ちょっとだけ頑張って今日の試験だけ。成績なんてギリギリでもいいからパスできればそれでいい。終わったら病院行くから。そう神様にお願いした。


神様という存在は居るのか居ないのか。
願いは通じた。なんとか試験を受け、家に着いた。お昼ご飯食べなきゃ薬が飲めないのに…
頭の片隅で思いながらも眠ってしまった。

目が覚めると15時を過ぎていた。
少し寝ると多少回復したようで、ご飯も食べることが出来た。
もうすぐ仕事からママが帰ってくる。