「ディスプレイ見た時、本気で焦った。ゆうちゃんに限って。って思ったけど、大人の付き合いもあるし、仕事関係の人かもしれないしって思ったけど、それでも不安で。きっと折り返しで電話するんだろうって思ったけど、もしゆうちゃんが何でもないよーとか、後でかける。とか言ったらそれはそれで嫌だし。だからコンビニ行ったのに考えても解決策なんて見つからなくて、諦めて帰ったら知らない靴が玄関にあって、すっごいナイスバディなお姉さんいたらどうしようって」
「そっか。ごめん結衣。不安な気持ちにさせて。マコじゃなくて弟とかにしとけば良かったかな」
「……それに知らなかった。ゆうちゃんに弟がいたこと」
「そうだね、言ってなかったもんね」
「私、ゆうちゃんの事、何も知らないって思った」
「何も知らなくないじゃん。僕がハンバーグが好きな事も、甘党でスイーツが好きな事も、ほんの少し朝が弱くて寝起きが悪い事も、卵焼きは塩より砂糖が好きな事も知ってるじゃん」
「…………そうだけど」
「そっか。ごめん結衣。不安な気持ちにさせて。マコじゃなくて弟とかにしとけば良かったかな」
「……それに知らなかった。ゆうちゃんに弟がいたこと」
「そうだね、言ってなかったもんね」
「私、ゆうちゃんの事、何も知らないって思った」
「何も知らなくないじゃん。僕がハンバーグが好きな事も、甘党でスイーツが好きな事も、ほんの少し朝が弱くて寝起きが悪い事も、卵焼きは塩より砂糖が好きな事も知ってるじゃん」
「…………そうだけど」

