「はい、いいよ。おしまい」
パソコンに向き直り、ゆうちゃんが入力する間に私は服を正し、もう一度椅子に座った。
「そうだ。忘れるところだった。インフルエンザの予防接種ってしたの?」
「まだしてないでーす」
「じゃあ、ついでにしときますか」
「えー。今日?」
「今日です。別にみんなに勧めてる訳じゃないよ。内科じゃないからね。罹患して、発熱した時に持病に影響がありそうな患者さんには勧めてます。結衣ちゃんはその対象だから。確か去年も罹患したんだよね」
そうか。確か去年ゆうちゃんが言ってた。
発熱して、発作を誘発する可能性があるって。
しばらく考えて答えを出した。
「じゃあ、する。でもなるべく痛くしないで」
そう懇願すると、少し呆れた顔をしながら
「はいはい。努力しますよ。でも痛くないとは言わないよ」
パソコンに向き直り、ゆうちゃんが入力する間に私は服を正し、もう一度椅子に座った。
「そうだ。忘れるところだった。インフルエンザの予防接種ってしたの?」
「まだしてないでーす」
「じゃあ、ついでにしときますか」
「えー。今日?」
「今日です。別にみんなに勧めてる訳じゃないよ。内科じゃないからね。罹患して、発熱した時に持病に影響がありそうな患者さんには勧めてます。結衣ちゃんはその対象だから。確か去年も罹患したんだよね」
そうか。確か去年ゆうちゃんが言ってた。
発熱して、発作を誘発する可能性があるって。
しばらく考えて答えを出した。
「じゃあ、する。でもなるべく痛くしないで」
そう懇願すると、少し呆れた顔をしながら
「はいはい。努力しますよ。でも痛くないとは言わないよ」

