あの日の空にまた会えるまで。





ーーーそれはあまりにも突然やってきた。



肝試しをするということで、集まった面々。参加しない人も大勢いるみたいで、昼間よりも人は少なかった。

「ねぇ、私たちも不参加で良くない?ほんと無理なんだけど」

私の腕をしっかり掴む真央が言う。ほんと言うと私も不参加で良いと思うんだけど、春ちゃんと悠斗に連れてこられたのだ。悠斗に至っては無理やりの如く。

「大丈夫だよ!そんな本気の肝試しじゃなくてちょっと歩くだけだから!」
「肝試しに本気もないって。歩くだけでも無理なんだって」
「なんかあったら俺が守ってやるよ!」
「ここまで信頼のない言葉初めて聞いたわ」
「そんだけ文句言えんなら大丈夫だろ!」

メンバーはいつもの4人。このメンバーで真っ直ぐの道をただ歩いて戻ってくる。明かりは懐中電灯と小さな小さな街頭一つのみ。

……恐怖でしかない。

懐中電灯が渡されると言っても頼りない明かりだし、唯一ある街頭は小さすぎてあまり役を全くしてないため、何も見えないほどに真っ暗ではないが暗いのは暗い。

もうほんと、悠斗はともかく春ちゃんもノリノリになるとは思わなかった。楽しそうにする2人を見て小さくため息を吐いた。




ーーー私たちの番が来た。


「懐中電灯は俺が持ってやろう!」

懐中電灯を受け取った悠斗が前に立った。歩き出して戻ってくるまでは約5分。時間にしてはすごく短い肝試しだけど、怖いものは怖い。

私と真央は2人で腕を組みながら悠斗と春ちゃんの後ろをついて歩き出した。

「ほんと無理、ほんと無理ほんと無理ほんと無理ほんと無理……」

ほんと無理、と呟き続ける真央を見てみると完全に目を閉じていて、ちょっと笑ってしまった。まぁ、私もほんと無理なんだけど。