「なぁぁんで言ってくんなかったのさー!!」
想像通り、ランチルームでは真央の声が響き渡った。
ほんと綺麗に想像通りの反応だ。ここまで当たると逆に面白いとさえ感じる。
「私も遥さんと彩月さんに会いたかったんだけど!!なんで言ってくんないの!?」
「なんでって、講義じゃん」
「サボるわ!」
「いやダメでしょ」
そんな自信満々でサボると宣言されても…
「あ、でもね。遥さんと彩月さんも真央に会いたいから、またご飯会開いてくれるんだって。連絡先教えといてって言われたよ」
先日、祐飛さんきっかけに遥さんと彩月さんに再会してご飯に行き、その時にLINE交換をすることができた。キャンプのときは交換してなかったからね。
その際、真央にも教えといてと直々に仰せつかっている。
「まじ?教えて教えて」
携帯を取り出してLINEを開く。遥さんと彩月さんの連絡先を真央に送る作業をしながらも真央との会話は止まらない。
「高橋さんもいたの?」
「バイトだったらしくて、いなかったよ」
「じゃあ4人?」
「うん」
「あ、来た来た」
真央に送れたことを確認して携帯を机に置く。
「私、心配してたんだよ。止めたのに奏先輩と一緒に図書室行っちゃって。講義どころじゃなかったし」
奏先輩、か。
ーーー嫌いな奴と2人になんてなりたくないじゃん
あれからずっと、奏先輩が言った言葉が頭の中で繰り返されている。そのせいでずっと、なんだか頭が痛い。



