そんな時、私の部屋の扉をノックする音が聞こえた。

コンコンッ

…誰だろ。

パタンッ

パソコンを閉じ、私は「どうぞ。」と言った。
気配的に…2人だから裕太と蒼太かな。

ガシャン

…やっぱり。

裕太「ごめんね?」

蒼太「…」

なんでお前は着いてきたんだ?
喋る気なさそうだけど。

愛瑠「…えっと?」

はよ内容を言え!!
しょうもない内容だったらキレるぞ?!
本性バレるからキレないけども。

裕太「実はさ…俺ら世界一の族の総長と副総長なんだよね。」

はい、知ってますけど。

愛瑠「お父さんが言ってたので知ってるよ?」

だからそれがどうしたんだよ。

蒼太「…俺らの妹だろ?狙われんだよ。」

…喋った…と思ったらその話かよ。

まさか姫になれとか言わないよね?!

ま、そんなはず…