次の日。


司が気になり、電話して、逢うことになった。


「おぅ、司、昨日はどうだった?」


「優くん〜そりゃあ、よかったよ。」


恥ずかしくて、昨日の事は優くんには言えないよ。



「優くんはりこちゃんと?」


「ああ、バッチリ、いい、イブだったよ。」


とてもじゃあねーけど、昨日の事は司にはいえねーぜ!!




「おっ、雪…。」




二人の声が重なり、二人の大袈裟な笑いだけが、誰もいない景色を飾っていた。




終わり。