「司くん…あのね…」


僕の腕の中で照れながら呟くまゆさん。


「僕の方から言うよ。」


「あの…司くん…」


まゆさんは何かいいたそうで…


それでも僕は強引に決めなきゃあ。



「まゆさん、僕とつ、付き合ってください。」


言えた…



「ぷうっ。ぷうっ。
司くん…あのね。」


僕の顔をじーと見ながら笑うまゆさん。


こ、ここって笑うとこじゃあない…


「司くん、わははっ、鼻水が大量にでてるよ。
ごめん…あまりにも出てるから〜」


うぉぉ〜はずっ、はずっ。


また、鼻がらみ??


ってか、こんな時に〜。


「あっ、でもね、ちゃんと聞いてたよ。
うん、ありがとう。」


「つきあってくれるの?」

「その前に、はい、ティッシュ。」


鼻をかみ、まゆさんの瞳をじっとみつめる僕。


「キスしていいですか?」

まゆさんは笑いながら頷き、僕は後ろからそっと唇を重ねた。





鼻水垂れながらの告白は大成功!?となった。



「もうすぐクリスマスだけど、一緒にいてくれる?」

まゆさんは、にこりと笑い、首を縦に大きく振った。



優くん、優くん、聞いて。

初めて自分から告白したよ。


叫びたい気分だ!!



ヤッター!!