もう時計の針は午後8時を過ぎていた。



ちくしょー!!さみぃー!!


メールを打ってみた。



何分たっても返事がない。


なんでだ!?

誘ったのは、麻美ちゃんの方なんですが。



あまりの寒さに、カラダはガタガタと震えだす。


が、なぜだか、熱を帯びている。


寒いはずなのに、カラダが熱くて、熱くて仕方ない。


と、その時だった。


鞄の中の携帯がブルブルとふるえていた。



麻美ちゃんだ!!
っと思って携帯を広げ確認したら、なんと、優くんからの電話だった。




「司、今、どこ?」


「優くん、どうしたの?」


僕は熱くて、意識がだんだんと遠のいていくのが、わかった。


「司、どこにいる?
おい、司!!!」


「優く…ん、駅…」










気がついたら、自分のベットの上に寝ていた。



横には、濡れたタオルを持って寝たままの優くんがいた。








僕のクリスマスは終わった。



と、同時に、優くんのクリスマスも終わっていた。