「司、きいてっか??」


優は司の横から、顔を覗きこみ


だから、その潤んだ瞳にやられるって!!


女の子は、ころっといくわけで。


って、おおぉ〜い、別に僕は男が好きなわけじゃあなくて。



「司、あれなんかいいんじゃあない?」


優くんの視線は今までと全く違うタイプの真面目そーな女の子で。


「あれ??
まじですかぁ〜?」


その子はちょっと毛先を遊ばせたボブで、お嬢様系ワンピースで、しかもメガネをかけてて。


優くん、僕は無理です。


真面目そうで、かなり引けます。


「ダメ??」


優は首を傾け
僕をまっすぐに見据えて。

だからね、優くん、僕、そういう優くんの顔に弱いんですってば!!


「ダメ」


僕が首をブルブルさせながら、そう答えると
優くんは立ち上がり。


「司、俺、行ってくる。」

まじですか?
びっくりですが??


「俺、あのメガネをはずさせるのが、好きだったりしてぇ〜。」


優くんがそんな趣味があるなんて、それって、何フェチっていうんだ?