ママは時々って言ったのに、あれから湊人は毎日来る。
ママの前では礼儀正しく爽やかぶってるから、すっかりママのお気に入りになってる。
これが卒業までつづくって思うとキツイわ。
これが悟くんだったらなあ。
悟くんは誰もが認める爽やか好青年。
ついたあだ名は
王子様!
みんなに優しくて、頭も顔もイイ!
部活はずっとテニスをしてて、まさに王子様そのものよね。
「お前は部活、どこ入るんだ?」
「私はもちろん料理研究部に……って!
当たり前に話しかけてこないでよ!」
放課後、どこの部を見学に行くかしおりを見ていたら、湊人が当然のように近くにきてた。
「料理研究部?家庭科部じゃねえの? なんか創作料理とかヤバそうだな。食えるのか?」
「失礼よ。 それに別にあんたに関係ないでしょ」
「関係ある」
キリッとかっこつけて言うところ腹立つ!
あんたなんかに作るわけないでしょ!
「あいかちゃん、私、先に行ったほうがいいかな?」
「さ、沙羅(さら)ちゃん!」
ママの前では礼儀正しく爽やかぶってるから、すっかりママのお気に入りになってる。
これが卒業までつづくって思うとキツイわ。
これが悟くんだったらなあ。
悟くんは誰もが認める爽やか好青年。
ついたあだ名は
王子様!
みんなに優しくて、頭も顔もイイ!
部活はずっとテニスをしてて、まさに王子様そのものよね。
「お前は部活、どこ入るんだ?」
「私はもちろん料理研究部に……って!
当たり前に話しかけてこないでよ!」
放課後、どこの部を見学に行くかしおりを見ていたら、湊人が当然のように近くにきてた。
「料理研究部?家庭科部じゃねえの? なんか創作料理とかヤバそうだな。食えるのか?」
「失礼よ。 それに別にあんたに関係ないでしょ」
「関係ある」
キリッとかっこつけて言うところ腹立つ!
あんたなんかに作るわけないでしょ!
「あいかちゃん、私、先に行ったほうがいいかな?」
「さ、沙羅(さら)ちゃん!」

