♪〜♪〜

あれから黙々とし仕事を続けた。
気がついたら自分のディスクの上にある時計が昼休みを知らせるアラーム音を鳴らしていた。











「では、ランチに入ります。」









向かい側に座っている上司に声をかけて席を立とうとしたときに私の肩を叩く人がいた。
























「沙絵ちゃん!たまには私とランチ付き合ってよね!」







振り返ると、雑誌から出てきたような可愛らしい顔立ちのオシャレ女子がそこに立っていた。







「…美咲…。」









原西美咲。
私とは同期入社。
私が前に配属されていた広報で仲良くなった。
最近は仕事仕事で美咲の誘いには乗らなかった…










「沙絵ちゃん、今からランチでしょ?毎回断られるから、今日は早めに来て待ち伏せしちゃったよ。にしても広報の部署からECの部署まで遠いよ〜。」



「でしょうね。広報は20階、ECは5階だからね…よく毎回懲りずに来るわね。」




この美咲は何で私にここまで熱心なのか不明だわ。
今の私といたって何にも楽しいことないのに。
元に私と仲が良かった同僚も、私が変わってから近づくことが無かった。
でも美咲だけは相変わらず私に接してくる