あたしを知らないキミへ


目医者から帰って来た後、朋美からそんなメールがきていた。

今日はなんだかすごい疲れた。
あたしはそのまま眠りについた。


ワンワン‼

サキの声で目が覚めた。

「んー。寝みー」

サキを連れて一緒に階段を下りた。


「おはよー恵美加」
「おはよ」
「恵美加、今日は一段とクマがひどいわよ」