あたしを知らないキミへ

背が高いからとても目立つ。

そして初めて知ったアイツの名前。たかはし こうき


こうきって言うんだ。

そして自然と、ドクン・・あたしの胸が高鳴った。

「ねー恵美加。あそこにいる親子とっても美男美女ね」
「はっ?」

急にお母さんがアイツのことについて話し出した。
いきなりなんだよ・・。
さっきから心臓がもたない。

「恵美加もそう思わない?あの男の子だってきっとモテるわね」

お母さんが感心したようにアイツを見ていた。

「別に・・」