うそ・・でしょ・・。


扉のすぐ側にアンタが座っていたんだ。

すぐに分かった。

左耳に付けているリングピアスに茶髪の襟足がある髪の毛。


そして、着崩した制服。


目医者には不釣り合いなアンタは、すぐに来て分かった。
反射的にあたしは顔を背けてアンタが見えない場所に座った。


一気に加速し始めた心臓。