ちょうど聴いていた曲が終わったところだった。 カンカンカンカン・・ 電車が来る知らせの赤いランプが点滅した。 それと同時に踏み切りが下がった時だった。 咄嗟にあたしは、音楽が流れているイヤホンを外したんだ・・。 そして、しばらくあたしの体は動くことが出来なかった。 まるで金縛りにあっているかのようだった。