「たまたま見かけた男の子に一目惚れしちゃったってわけだ？」
「・・。あーーうん？かも・・」
「うわぁ！恵美加が？！やったじゃーん！一目惚れってすごいよ！」
「はぁ？！どこがだよ。ってかまだ一目惚れって決まったわけじゃねーし」
「もー素直になりなよ。恵美加話してる時、耳真っ赤だったよ？それってやっぱり照れくさいからなんじゃないの？」
さっきから朋美は、言うことはピンポイントすぎるんだよ。
なんか全てを見透かれてそうだ。
耳が赤いのだって、照れくさいのだって本当は自分が一番知ってる。
だけど、どうしてだろう。
