家に帰ってサキと一緒に部屋で遊んでいたら、

ブーーブーー

あたしの携帯に新着メッセージが届いた。

「よ!恵美加!突然メールしてごめん。ちゃんと届いてるー?」
それは、賢斗からのメールだった。

「届いてるよ」
そんな簡単な文を、あたしは賢斗に送った。

それからも賢斗からメールが届いて、あたしはその日ずっと賢斗とメールしていた。
内容のほとんどは、どれもが何気ないことばかりだったけど、それがただ楽しかった。

久しぶりに男子とこんなに話した気がする。
それくらいの間、あたしは男子と関わっていなかったから。