しばらくすると、何台もの救急車とパトカーが駆けつけた。 同乗していた助手席の母親は即死で死亡。 父親は3本の胸骨の骨折だけで済み。 後部座席に座っていた潤は頭を強く打ち20針を縫う大怪我をしたが特に後遺症もなく助かった。 道路を横切ろうとしていた黒猫も無傷で、横転している車の側をそろりと歩いて走って逃げていった。 その当時の事故は地元の新聞にも載った。