潤、必死になってその指輪を探してくれたけれど。 その指輪が私のそばにあると、潤に甘えてしまいそうな自分がいて。 潤なしじゃ駄目な自分になってしまいそうで……。 そんな自分が今一番恐くて。 今まで、ずっーと、大切にしてきた指輪だったけれど。 今は、私のそばにあっちゃいけない指輪に変わってしまっただよ。 ──ごめんね、潤。 優しい潤なのに……、こんな私を許して──。 悲しみと寂しさが入り交じった真依の瞳。 体の向きをくるっと変えて潤に何も言わず、とぼとぼと歩いて帰る真依。