クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を


真依が潤の目をまっすぐに見る。



「潤、来年の同じ日にまたここに一緒に来ようね!」



「ああ、うん」


「──再来年も、」


「うん」


「ずっと、ね──。潤」


「ああ」


今日、二人で一緒に見た綺麗な天の川、絶対に忘れない──。