クリスマスの夜に、ただ一つの願い事を



日記の中に何度も出てくる夏美。




本名、大竹 夏美(おおたけ なつみ)。




容姿が綺麗で口が上手で、本音と建前を上手く使い分ける、34才。




長女一人っ子。




両親に愛情を注がれ、溺愛され過ぎて何不自由なく育つが、いつも自分が両親の所有物になっているような気がして孤独感をどこかで感じていた。





跡継ぎには父親が必ず決めた結婚相手とお見合いをしなければいけなくなり、それが嫌で18才で家を飛び出し、お水の世界へ入った。




勤めてるクラブでは、ナンバーワンの成績を残している実力派のホステス。



潤の父親と再婚後もホステスの仕事をまだ続けている。