潤が薄く口を開く。 「あーー、こまらせた?」 潤が顔近づけて、真依の顔を少しのぞきこもうとする。 「潤っ……」 あんまりにも急だったから、私の頭の中うまく整理ができない。 「俺、真依、好きだから──」 潤は静かにそう言葉を置いて帰っていった。 潤、もしかして、怒ってる? 私、怒らせた。