「なに?」

「もうお前の惚れてた泣き虫の弱っちい俺じゃないけど良いのか?笑」

「ばか!良いに決まってるでしょ!笑」

私はこう続けた。

「昔のいづも好きだったけど、今のいづはもっとずっと大好き!」

いづは優しい笑みを浮かべた。

紅く染った夕日の下、私たちの唇に暖かいものがそっと触れた。