「……ねえ黒瀬くん…いや、いづ……」

「…!!」

「その花の花言葉知ってる?」

私はそのまま続けた。

「その花はねアネモネって言って、花言葉は」

「「あなたを信じて待つ」」

「え?」

2人の声が重なった。

「もちろん知ってるよ。だからまた戻ってきた。」

そう言っていづは得意げに微笑んだ。