「その公園の茂みを抜けた先にね、遊具とは別に木でできたブランコがあって、そのブランコに乗りながらぼんやり空を眺めるの。」 ………! 知ってる…知ってるよ…… 「それで嫌なこと忘れられるの?」 …その公園も…茂みの先のブランコも… 「ううん。そこでしばらくの間空を眺めてるとその男の子の声が聞こえてきて、私を見つけてくれるの 『やっぱりここにいた!』って。」 そこで空を眺めて待っている君の姿も…。 「やっぱりゆあちゃんだったんだ」 俺の声はかすかに音を立てどこかへ消えていった。