「如月結空いますか?」 「!!!!」 クラス全員が慌てふためいた。 そんなクラスメイト達に叩き起された私はそこで初めて授業の終わりを知った。 眠い目を擦っていると周りの子が「この子です!」と目をハートにして伝えた。 次の瞬間目に映った人物に私の眠気は吹き飛んだ。 「っ黒瀬依弦!!……はっ!」 いきなりフルネーム呼び捨てで読んでしまった事に気づき、私が慌てるとそれを見た黒瀬依弦がフッと笑みをこぼした。