俺の横に座りじーっと俺を見つめる
「………」
「………っ、テレビでも見る?」
その可愛らしい顔に耐えきれず視線を逸らす
「…やだ。見ない」
「え…」
急なその言葉にビックリして真花を見る
その瞳には涙がうっすらと滲んでいる。
「…健くんは、私のこと嫌い?」
「ど、うしたの?急に」
そんなことあるわけない、むしろ好きすぎておかしくなりそうだってのに……やっぱり今日の真花は変だ。
朝までは普通だったのに…
「健くんはかっこいいし、モテるじゃん…
…だから今までの彼女と“そーゆーこと”してきたでしょ?」
「…!?」
そんなことを言われるなんて思わなくてビックリする。
「なのにさ、なんで私にはしてくれないの…?」


