「健くん手、繋ご?」 「うん」 俺の彼女…三宅真花(みやけまなか)は鼻の先っぽを真っ赤にし、寒そうにしてそんなことを言う。 手を繋ぐと 「えへへ、健くんの手あったかいね」 まだ寒そうにしているがニコッと可愛らしい笑顔を向ける。 くそっ……めっちゃ可愛すぎるだろ そんなことを思いながら12月になったばかりの寒空の下、学校へと向かう。 学校に着くといつものようにあちらこちらから聞こえてくる 「三宅さん、今日も可愛いわ…」 「朝から癒されるわ〜」 「真花ちゃん天使にしか見えないよ」