白銀のカルマ

「先生のこと考えてたら……」

心に距離が出来てしまうことが嫌だった。
ずっと胸にしまい続けてきた想いの丈を言葉にして核心に近づこうとするもなかなかそれを言葉出来ずに俯いたままその場でもじもじするのが精一杯だった。

その姿を不審に思った水森に顔を覗き込まれますます赤面する優一。

これ以上見つめられたら本当にどうにかなってしまいそうだった。

そうなる前に思いつく限りの言葉をかき集め必死で想いを綴った。

「先生のことを考えているとおかしくなってしまいそうです…」

「ん、それはどういうことなのかな?つまり……」

眉間にしわが寄る。
あまり良い表現として受け取らなかったようだ。
この想いを知られたら死んでしまうくらい恥ずかしいことに変わりはない。
でも負のイメージで受けとられ誤解されてしまうくらいなら当たって砕ける方がよっぽど良いと自分の想いを飾らず真っ直ぐぶつけた。

「……ずっと一緒にいたい……」

張りつめた優一の想いはとうとう堰を切った。

決死の覚悟で告白したつもりだったが水森の表情は氷のように凍ていていく。