彼 と 私



「あの!!」

気づいたら声をかけていた。



「あ、昨日の。もう大丈夫なの??」

彼も覚えてくれていた。

それがすごく、凄く嬉しくて。



多分、この時にはもう既に私は落ちていた。


「本当にありがとうございました。

すごく、助かりました。本当に。」


そう言ってタクシー代を返して。










その後、特に何も起こることはないまま、

彼とももう、話すことは無いんだろうな

そう思っていた。