彼 と 私



だけど体は思うように動かない。

(…どうしよう。)


そう思っていたら

「大丈夫?顔色悪いね。」


そう言って私の前でしゃがんで背を向けた

男の人がいた。




「ほら、乗って。

歩けないくらい具合、悪いんでしょう?」



その男の人は、タクシーを大学に呼んでくれて

おんぶで門まで連れて行ってくれた上に、

タクシー代まで代替してくれたのだ。