そんな時バイトに行くと裕貴居た。

でもあれからまともに話すこともできてなくて気まづかった。


バイト仲間にも心配されるぐらいだった。


「愛美ちゃん裕貴とどーしたの??」



私はこの質問が辛かった。


でも笑顔で答えていた

「なんもないですよー!!」


でも今日は答えた後に裕貴と目が合った。


あれ?………



裕貴めっちゃこっち見てニコッてしてる。


久しぶりに裕貴が私に笑顔を飛ばしてきた。


綺麗な蝶が羽を広げたみたいにすごく見とれてしまった………


そんな笑顔が頭に残り続けてぼーっとしながらバイトを続けた。



プルプルプル…(バイト先の電話)


「はい。もしもし〇〇焼肉の愛美です!」

『えーとね。2名で今から行ってもいいかな』

あれ………


やばい。


私は喉に違和感を感じて咳が出そうになり苦しくなった。

「少々お待ち…く…ださい。」

保留ボタンを押してから涙が出るほど咳が止まらなかった。


そしたら………

「おい!!大丈夫か??電話かせ!2名で今日だろ??」

電話を奪ったのは裕貴だった。

私は頷いて裕貴に電話を託した。




裕貴はどこか変わっていた。

悪い意味でじゃなくてもちろんいい意味でね。



見た目は幼いのに男らしくなっていた。


そして裕貴は電話をおいたので話し掛けた。


「ごめん!本当にありがとう!助かったー」

「ぜーんぜん!無理だけはすんなよ」


裕貴は笑顔でそう言いながら私の頭をトンと手で叩いていった………